北九州市長候補【永田浩一さん】にインタビュー

北九州市長選挙候補者に聞く「将来を担うの子どもたちのために今できる事」

こんにちは。北九hanako代表の福永ちさです。
今回の市長選を盛り上げたい、公平な立場で候補者にインタビューさせていただき
その声を市民のみなさんにお伝えしたいと思い、
北九hanakoメンバーで質問内容を考えて、インタビューさせていただきました。

事前に質問を準備して、それぞれの項目についてお話していただきました。

第三回目は永田浩一氏です。
永田さん、インタビューさせていただき本当にありがとうございました。

永田 浩一氏プロフィール

永田 浩一(ながたこういち)

1965年 久留米市生まれ

学歴 :北九州大学外国学部 米英学科卒

経歴 :北九州大学学友会委員長

日本共産党専従

日本共産党門司小倉地区委員長

PTA会長(北方小、企救中)

学校給食を考える保護者ネットワーク世話人

現在:日本共産党福岡県常任委員

家族:妻、一女、一男

趣味 音楽鑑賞、読書、山歩き

引用: https://takeuchi-kazuhisa.com/



質問内容

・少子化対策

・不登校や事情があり学校に行けない子どもへの教育を受ける権利への支援

・発達障がい児の就園や就学支援

・子育て支援策の所得制限について 

・子どもの学びの格差是正について


永田氏のご回答

★子育て支援について★


医療費、給食費、国保料 を無料にする
「3つのゼロ」で子育て応援を

★3500億円の下関北九州道路の整備等、急ぐ必要がないものを先に延ばして、それを財源として子育て支援など今すぐに必要な部分につかう

新潟県三条市⇒市長が予算の優先を提案したという例もある。


【少子化対策について】

まず、少子化対策のお話に入る前に、まずは安定した生活が大切と考える。
子どもをたくさん産んで育てるとなった時に、今若い方が非正規の方が多いのが問題である。
生活の安定というのが一番。
⇒正規雇用を増やすことで、安定した仕事を増やしていく努力をすることで、生活の安定を図る。
本当はここを国の政治がやっていくべきことだが、北九州でいえば、現在、市の職員も非正規が多いので
市が率先して、市の職員から正規雇用を増やして民間にも拡げていくことで安定した生活を実現する。


市だけでできることではないので、国や県にも働きかけながら安定した職場を拡げていく。

・子育てにはお金がかかるので、できるかぎり支援していく。

★高校卒業までの子ども医療費ゼロ
★学校給食費ゼロ
(250の自治体でしているので北九州市もできる)
⇒食育を重視する自校調理に戻し安全で質の高い給食を子どもたちに届ける
★子どもの国保料をゼロ

これだけでは十分ではないが、まずはこれをやっていく。

【不登校や事情があり学校に行けない子どもへの教育を受ける権利への支援】

現在、少子化のため子どもの数が減り少人数学級を作成することが可能な状況にはあるが、
今の国の方針的には、少人数化した学校は合併して学校の数を減らす流れになっている。
少人数20名程度の学級編成にし一人ひとりの子どもに目が行き届く教育をしていけるようにする。
⇒国にも働きかけていき、少人数学級でゆとりのある教育をできるようにする。

【発達障がい児の支援等について】

支援校などの体制ももっと厚くしていく。

【学びの格差について】

・ゆとりがないと難しい問題ではあるが、一番は、学費、授業料を安くするのが大切だと考える。
⇒私立大学だとかなり高額になるため、少しでも学費を安くしていく。 
⇒北九州ができることとしては、率先して、北九州市立高校&大学の授業料を軽減すること。


【子育て支援策の所得制限】

・所得制限は撤廃するべき。高所得者に関しては税金で多く払っているので、子育て支援に関して制限すべきではない。


【待機児童について】

北九州市だけでは難しい面があるが、市として、国や県に思いを届けることが大事。

【養育費の未払い問題、ひとり親の支援について】

生活の援助を行政が行っていく、制度などを知らない方も多いので、きめ細かな支援などのマンパワー増やすことが大切。
⇒行政職員を減らす傾向になっているが、民間委託ではなく、人の暮らしにかかわる問題などには、予算や人を増やして整備を公的に行うことが大切。

明石市の1カ月に一回市の職員が訪問するサービスをモデルに、産後ママのケアを行うなど、そこまではできるかわからないが、きめ細かケアをしていく。


【人をケアする職種に対しての待遇改善、北九州市としてできることは?】

・賃金が安く続けられない。ケア労働者への賃金保障のためにも、簡単ではないが、公立保育所を増やしていきたい

・一人が大人数をみるのではなく、少人数クラスにするなどで負担減。


・確かに人口が増えるのが一番良いとは思うが、昔のように一人の人が子どもを4,5人産むということも少なくなってきているし、子どもを産まないという選択もあるわけなので、自然減というものもある。極端に人口を増やすのは難しいと思うが、
子育て支援等を手厚くして、現役世代が入ってくる努力は行政として、していきたい。
それが、人口減をゆるやかにしていく。
高齢者の方にも安心して暮らしていけるようにして、北九州を離れずに済み続けてもらえる街にしていくことも大切。


・高齢者が安心して暮らせる市にする
バスやタクシーでつかえる福祉乗車券(補助券)を発行したり、
補聴器の助成金を出すことで、高齢者にも元気にお買い物や遊びなど、
外に出て行ってもらえるようにする
★補聴器は、良いものは40万円ぐらいと高額。安価なものは聞こえが悪かったりする。難聴になってしまうと痴ほうもすすんでしまうということもあるので、認知症予防にも補聴器の補助をする。

・市民センター等が民間の有料のものが入れない
⇒行政として認められるものには、市として一緒にやるというかたちで有料のものも取り入れても良いと思う
(永田さんが市長になった時には、ぜひ相談してくださいとのことです。)

・市民センターが現在日曜日が休館のところが多いので、行政サービスとしてもっと広く使ってもらうのが大切と思う。

・高齢者の医療費負担が増えたことについては、国の制度なので市として働きかけることが必要。
⇒市でできることは、施設を作ることや支援をしていくこと。
⇒ケア労働などの人に手厚い待遇を。実際に働く現場の人と話して助成する中身を決めていく

今具体的に固めていない政策についても、
「現場の声を聴く」
「暮らしを最優先する市政にする」

永田氏からのメッセージ

○自己紹介を兼ねながらメッセージ○

大学入学のタイミングで18歳の時に
北九州に来たことから北九州市民となり、
その当初、学生自治会運動をしていました。
(学費値上げ反対や勉学条件改善)
そこからスタートして
卒業後、共産党の職員として住民運動などを
皆さんと一緒していく中で、
保護者間での声を行政へ働きかけてきました。
PTA会長も勤めていたことから、保護者目線での声もよく聞く機会があり、
北九州ママのパワーをしっかり聞く力もあります。
また、3.11東北地震の原発問題などにも関わってきました。

私の活動の原動力は、皆様のがんばりや声を
行政に届けていくことを続けてきたので、
市民目線で行政を行っていけるという自信があります。

また、国目線でも北九州市から
発信していけたらと思っています。