北九州市長候補【武内和久さん】にインタビュー

北九州市長選挙候補者に聞く「将来を担うの子どもたちのために今できる事」

こんにちは。北九hanako代表の福永ちさです。
今回の市長選を盛り上げたい、公平な立場で候補者にインタビューさせていただき
その声を市民のみなさんにお伝えしたいと思い、
北九hanakoメンバーで質問内容を考えて、インタビューさせていただきました。

第二回目は武内和久氏です。
武内さん、インタビューさせていただき本当にありがとうございました。

武内和久氏プロフィール

武内和久(たけうちかずひさ)

  • 九州国際大学客員教授
  • BLOOMIN‘JAPAN株式会社代表取締役
  • 株式会社インターネットインフィニティ社外取締役
  • 慶應義塾大学医学部非常勤講師
  • 元 厚生労働省室長
  • 元 マッキンゼー・アンド・カンパニー、アクセンチュア役員

    5歳女の子のパパ
引用: https://takeuchi-kazuhisa.com/



・少子化対策

・不登校や事情があり学校に行けない子どもへの教育を受ける権利への支援

・発達障がい児の就園や就学支援

・子育て支援策の所得制限について 

・子どもの学びの格差是正について


武内氏のご回答

【少子化対策について】

「子育てしたくなる」「子どもがイキイキ育つ環境づく

子育てしやすい街、女性のサポート、選択肢を広げる。
千葉県流山市の「保育送迎ステーション」をモデルに駅まで送迎すれば、各保育園へ送迎というシステムを導入することで
待機児童問題の解決や遠くの園へ送迎しないといけないという負担減を図る。

まずは黒崎駅前から試行していきたい。(黒崎はアクセス的に博多と小倉の真ん中で、ものすごく理想的)
また、女性が働きやすい環境づくり(事業施設内)を徹底的に追及。

子どもがイキイキと育つ場を増やすことが大切と考える。

北九州市は遊び場や、使いやすい公園が少ない。
(日影やベンチがない公園、子どもの遊ぶ声がうるさいと周囲の住人からのクレームがある…など)
《子ども憲章》を作成し、北九州市として率先して子どもが楽しく遊べる環境やルール作りを行う。

・「子育てバリアフリー計画」…子連れ施設、遊び場等、本気の体験ができる場所の整備。
子育てサポート施設の増設(産前産後ケア…マイ助産師制度や、病児保育)
妊娠・出産・育児までしっかりサポートする仕組みづくりを目指す。
(女性のヘルスケアをサポートできる継続的な仕組みづくり)
ケア環境(医療的ケア児童)のサポートの充実
・放課後活動の充実。学校の施設を活用した「遊び・学び」の活動支援
・給食の質と量の向上
発達障がいの子どもたちを対象とした教育システムの改善⇒個性は褒めて伸ばし、
足りないところは補うことを実施していく

⇒教師の理解を深めるための研修も行う

【不登校や理由があって学校に行けない子どもへの支援】

不登校の明確な理由がない子どもも多くいる…そこに理由を追及することで追い込まれる親子がいる
⇒親子ともに話を聞き、伴走でサポートしていけるサポートサービスを作りたい

【学びの格差について】

所得の格差が健康の格差につながる。
学力だけでなく生活習慣などの改善などからサポートしていく。(子ども食堂などの活用)

【子育て支援策の所得制限】

明石市の撤廃モデルを参考にしていく。
ただし財源を確保することも大事。

【待機児童について】

常時、待機児童ゼロに力を入れていく。
こども包括支援センターを強くしていき、情報をまとめてしっかり伝えることができる場所づくり。
⇒AIで子供の情報をしっかり管理できるという他地域の制作・仕組みを参考に。

【ひとり親の支援について】

制度を使うほどではない悩みが結構多い。
そこを受け止められる場所づくりをめざす。
(地域のボランティア・有資格者に悩みを聞いてもらうなど)

明確な悩みがあるが、どこに相談すれば良いかわからない悩みを一緒に共有いく場所を作る。
NPO法人や地域のコミュニティを活用。
「東京かあさん」という家事サポートサービスの会社がある。
家政婦よりも人間味のあるサービスを民間で進めていく。
アズママなどのサービスも参考に。

【養育費未払い問題について】

明石市の こどもの養育費立替支援事業 を参考にする

北九州市の女性の正規労働率、賃金が低い
⇒企業を巻き込んで改善していきたい

【男性改革を】
東京などに比べると、圧倒的に男性の女性に対する関わり方、目線が時代遅れである
九州男児というものを改革するべきと考えている。
両親学級などを発展させていき、男性にも共通認識をもってもらう。

男女問わず会社の育休・産休制度改革に関しても力を入れていく。
武内氏の勤務していた外資系企業はものすごく寛容であるという経験を活かしたキャリアづくりを

非正規雇用の産休・育児休暇については、市が率先して企業に声掛けしていく。
協力的な企業に関しては市が認証をしていくなど、企業側にもメリットを出し、見える化をしていく。


【人をケアする職種に対しての待遇改善、北九州市としてできることは?】

武内氏は以前厚生労働省勤務時に、福祉人材をどう確保していくかを対策していた経験があり現場のこともわかっている。

保育や介護などの福祉職は書類に割く時間がとても多く、そのせいでケアの時間が短くなっている。
→書類時間を削減できる対策を考える。

地域密着型の取り組みをしていく。

福祉職の人は職場内での人間関係などに悩みながらも一つの法人に勤続する人が多い
⇒一つの法人に限らず、提携してプールを大きくし流動型の働き方ができるようにしていく

大学に保育・介護の学科を作り、経済的・家庭的な様々な問題を解決できるプロを作る必要がある。
介護報酬などは国が決めるため、根本の給与の変革は難しいがある程度事業にも確変していく必要性・人材育成に関しても伝えていく。

野心的な取り組みをしていく事業を応援していく。
縛りにとらわれすぎず地域で取り組んでいく。
介護士・保育士のキャリアパスを変えていきたい。

持っているスキルを使って転職へのキーポイントにならないか?(あくまで方向性の話)
職員の研修費用などを行政で捻出することもやっていくべきではないかと考える。

教員や保育士・幼稚園教諭等の負担軽減…こちらも無駄な書類を減らしチームワークの向上から教育や保育の質の向上を



「人口100万人都市の復活」
「稼げるまちへの挑戦」

人口=都市の力であると考えている。

加速する少子高齢化、北九州市は全国のペースを下回る人口減少率
若者だけでなく出産後の子育て世代の転出が目立っている
ここを増やすことがキーポイント

人口流出が公共交通の縮小、空き家増加、自治体の縮小など地域衰退を招く悪循環。
→まずは、最悪でも人口を維持することが大切である。

ファミリー層と若者をどうやって取り戻すか?が課題

子育て支援の強化(選択肢の増える教育現場づくり)
(若松区ひびきの・守恒など教育が充実している町を参考にしていく)

・若者の起業サポートの強化
起業をしやすい、挑戦しやすい街にしていきたい。
起業に関心を持つ人たちのサポートを出来る人材とのコネクションづくりに寄り添うメンターをつける環境づくり。
成功者のロールモデルの共有。
クリエイターのためのシェアリング工場をつくり、様々な機材をシェアできる環境整備を
⇒スタートアップ環境が整うのでは?と考えている。


高齢化・多様化でも安心・安全な生活を守る

・北九州は、要介護認定率が高い。
⇒医療費を大量に使うよりも、運動と食、認知症予防で健康寿命を延ばしていくことにお金を使っていく

・市民センターの機能強化・多目的利用化により民間の力も取り入れても良いと思う。

・高齢者の在宅生活をサポートし、孤立防止対策にも力を入れていく
・読書が健康寿命を延ばすという研究もあるため、読書環境を整える

ヤングケアラーの支援


武内氏より子育てママに向けてのメッセージ


子どもは言うまでもなく、わたしたちの宝ですし、また、子どもは光でもあると思います。
それぞれの子どもたちが自分たちの光を「見てほしい」と、瞬きをして光を出しています。
その光を見過ごしたり、それに目を向けなかったりすると、子どもは瞬きを辞めてしまう。
子どものもっている本来の「生きるちから」「好奇心」「チャレンジする気持ち」
それをしっかりと引き出せるような環境を、大人たちが作ってあげる

それが僕たちの仕事であると考えます。

それに最前線で関わっておられるパパやママを、
市長として全力でサポートしていくことで本当の意味で子育てがしたくなる
あるいは、子ども自身が生き生きして自分の力で育っていける、
そんな北九州市にしていきたいと思います。


まだまだやるべきことはたくさんあります!

わたしはアイデアがたくさんありますし、やる気もあります!
ぜひ期待していただきたいと思います。

今日は、ありがとうございました。